京都府城陽市、宇治市、久御山町の耳鼻科 耳鼻咽喉科・アレルギー科やすだクリニック

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のどの病気

のどの病気

気管支炎

気管支とは、気管と肺をつなぐ器官です。口から喉、さらに肺の手前まで気管はまっすぐな1本の管になっています。その先は左右に分かれて肺へとつながっているのですが、この分かれている部分が気管支です。気管支炎とは気管支に炎症が起こる病気です。気管支は肺に空気を送るための通過点である大切な部分ですので、気管支に炎症が起これば呼吸が困難になります。また、気管支炎には「急性気管支炎」と「慢性気管支炎」の2種類があります。

原因と症状

急性気管支炎の多くはかぜからの上気道の炎症が気管支へ及ぶことで生じます。かぜと同様にライノウィルスやインフルエンザウィルスなどのウィルスが原因のことが多く、百日咳やマイコプラズマなどの細菌が原因となることもあります。急に咳が出る、痰が出る、全身の倦怠感、胸の不快感などが主な症状です。
慢性気管支炎は喫煙、大気に含まれる有害物質、アレルギー素因などが原因となることで生じると考えられています。咳と痰が、おもに冬に3か月以上ほぼ毎日続く状態が2年以上連続していて、それがほかの病気によるものではないときに慢性気管支炎と診断されます。

治療

急性気管支炎の多くはウィルスが原因で、その場合、インフルエンザ以外には今のところ特別な薬はなく、対症療法となります。安静、水分補給、栄養摂取を基本とし、症状によって、痰を除去する去痰剤や、咳を抑える鎮咳剤などの内服薬を使用します。気管支の炎症により呼吸が苦しいときには、吸入薬を使う場合もあり、気管支拡張薬という吸入薬が使われます。また、ネブライザー吸入療法も気道の炎症を抑えるために使われます。
細菌が原因と考えられる場合は抗菌剤を使います。
慢性気管支炎の場合、タバコを吸っている方は、まず禁煙することが重要です。しかし禁煙後も咳や痰が続くことが多く、禁煙の継続が望まれます。また、去痰剤や気管支拡張剤などが使われることがあり、状態によっては抗菌薬の内服が必要なことがあります。
さらに、慢性副鼻腔炎(蓄膿症)が咳、痰に関係していることがあり、その場合は副鼻腔炎の治療が必要です。

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